先日、TOEICL&R試験を受けに行ってきました。
就職したての頃に1回受けて以来ですから、かれこれ20年以上ぶりです。
今回は、20年ぶりに受けてみた40代主婦が感じた”TOEICというもの”について。思ったことをまとめます。
TOEIC学習のお役立ちの情報というよりも、大人になって、”必要ないのにTOEICを受けることって意味があるのかないのか”という話です。
TOEIC受験の率直な感想【疲れる・終わらない・飽きた】
TOEIC20年ぶりですが、どんなテストなのかはチラッと確認したのみで「今の英語力を計ってみよう!」と軽いノリで思いついた今回のTOEIC受験です。
リスニングが始まってPart1の写真描写問題は余裕な感じでした。
なんだー、意外に行けるじゃん、と思ったけどもちろん、おおあまです。
とにかく、リスニングの問題だけでも100問もあり、時間にして45分かかるのです。
予想以上に集中力を保つのが大変でした。ほんとの話、リスニングの途中で眠気に襲われてしまいます。
受験中に何度も思ったのは
「問題聞くの疲れた…。」
「問題多すぎてて終わらない…。」
「っていうか、飽きた…。」
でした。
周りの学生さんがものすごく余裕に見えて。受験あるあるですよね。
TOEICのリスニング 判別不能な英文が続く
TOEICのリスニングは、写真描写、応答問題あたりまでは、一応聞き取れていて解答もそこそこ自信をもって書き込めました。
でも、会話問題あたりから手に負えなくなってくるのです。「ん?なんて?まって」という感じになり。
何を言ってるか判別不能な英文がペラペラぺラっと続いているかんじで、答えを見つけようがない。
適当にマークするような状態が何問も何問も続きます。そうするとだんだんいやになってくるんですよね。
まだ終わらないのー!?という気持ちだから、もはや聴くどころではなく。
おわり1/4くらいは本当にろくすっぽ聞かずに適当マークでした。
TOEICのリーディング 問題多くて頭に入らず
100問のリスニングが”やっと”終わり、リーディングに。
ここで一息ついた気持ちになって、集中力が戻ります。
30分くらいは集中して読むことができ、あってるか間違ってるかはともかく、コレ!と思えるところにマークできました。
でも、また、ふと気づくと英文の上を目が滑って全然頭に入らなくなってきます。
なにしろ100問もの同じような問題を延々解く経験など、ここ20年やってないです。
75分間も頭をフル回転して集中しているなんて、できっこないわー。という感じでした。
日常英会話を1年半楽しく習った主婦にとって…。
そんなわけで20年ぶりのTOEIC受験は「撃沈」でした。
それもそうです。英語をやり直し始めたのは1年半前。
TOEICを受ける気はなく、日常英会話中心にスタディサプリとネイティブキャンプで学んできたというのが実情。
TOEICに出てきた単語は、日常英会話中級程度では出てこないようなものも多々登場。
しかもビジネス文書やe-mailのやりとりなどが登場するので面喰ってしまいました。
TOEICを受けている真っ最中に思ったのは「うーん、今わたしがやっている英会話と、TOEICとは、向かってる方向が全く違うんだな」ということ。
40代主婦がTOEICを受けるのは無意味か?
それでは、就職などで使う予定がまったくない40代主婦がTOEICを受けるのは無意味なのか?
と考えもしました。
確かに、この先、履歴書に書くような機会は訪れません。必要がないといえば、ないのです。
でも、無意味か?と聞かれたら、意味はあると思う、と答えます。
切羽詰まった目的はないです。受けなきゃいけない理由などないです。
でも、受けてみて
「もっとこの英文理解したい」
「リスニング問題を聞いてすらすら答えられたら、気持ちいいだろうな」
という欲が出てきたんです。
●●したい、という欲が出たときは、はじめ時だと思ってます。
In my case、ですが、英語を聞いたり読んだりする力を計るという目的で受けるのもありなんじゃないかと。
TOEICは誰でも受けられる英語の試験なんですから。
TOEICは解くスキルだよ、と言われた話
余談ですけど、TOEICを受けたあと主人に「TOEIC疲れるね、飽きるし」と言ったらこう言いました。
「TOEICはね、英語力よりも解くスキルだよ。問題多すぎて、集中続かないしさ。
だから、問題を解くコツを知ってちゃんと対策しないといい結果は出ないよ。」と。
解くスキル…。そうかも。こう来たらこう返す、みたいな。ポイントがきっとあるんでしょうね。たぶんきっと。
当たり前のことだけど、TOEICを受けるなら、ちゃんと対策しなくちゃだめよね、ということにも気づきました。
最後に
TOEICのテストはお昼12時半までに集合で13時ころにスタートという日程。
バスに乗って会場の大学へ向かったのですけど、バス停には同じようにTOEICを受ける人々がいっぱい。ほとんど20代。学生さんです。
Tシャツ短パンにビジネスバッグを持っているという謎のいでたちのおじさんがいて、ホッとしてしてしまったりして。
40代主婦、浮いてないかとそわそわでした。
でも、同じ世代の女性もチラホラ。どんな目的かはわかりませんが、同じように頑張ってる人がいるんですね。
次は10月くらいの受験を目標に、わたしなりに頑張ってみたい。
TOEICを受けることの意味はそこにあるんじゃないかな。英語を学ぶ、モチベーションと言うか。
一定期間、勉強して計ってみるのも良いじゃない?