カランメソッドとは4倍速で英語のスピーキング力を獲得することができるという英語教授法のこと。ロンドン発祥で延べ100万人もの人が受講して成果を出している方法なのだそうです。
企業での採用も多くあり、特に英語のスピーキング力を高めるのに有効と言われています。
以前から気になっていたので、ネイティブキャンプでチャレンジしてみました。実際のカランレッスンの体験談をつづります。
カランメソッドをネイティブキャンプで受けてみる
ネイティブキャンプの受講を始めたときから、カランメソッドってどうなんだろう…とすごく気になっていました。
レッスンの様子のビデオを見ても、講師が言うことをなんども繰り返すらしいということくらいしかわからず…。
受けてみようかどうしようかと迷っていた矢先、ネイティブキャンプで「カランはじめてキャンペーン」が行われました。(2019年3月の話です)
レベルチェックと5回のレッスンが受けられるというもの。これは、チャンスだ!と早速、カランメソッドの体験をしました。
カランメソッドとは、英国ロンドンで発明された英語教授法。直接教授法といって直接口頭で英語を教えるという手法の一つ。 英語の習得スピードは通常の学習の4倍と言われています。
ネイティブキャンプは、カラン・オンライン・パートナーシップ・プログラム正式提携校で、
正規のトレーナーから指導を受けた本物のカランメソッドをご提供させていただいております。
とのことでした。本当のカランメソッドを受けられるということですね。
カランメソッドのレベルチェック
ネイティブキャンプでカランメソッドを受けるときは、必ず予約をします。予約は100コイン(200円相当)。
カランメソッドは、レベルチェックを受けて、生徒にあったレベルからスタートするのですが、このレベルチェックのみコインなしで予約できます。
カランメソッドのレベルチェックは、普通の時のカランメソッドのレッスンとは形が異なり、講師が質問したことに対して生徒が答えるというスタイルになってました。
質問項目には、文法事項が織り込まれていて、それに対してちゃんと答えられるか、素早くこたえられるか?などを講師がチェックしているとのこと。
- 講師が質問を2回読み上げる
- 質問が終わったら素早くこたえる
- 答えはフルセンテンスで。できるだけNo,から始まる形式で答える
いくつかのレベルチェックのルールを先生から教えてもらっていざ、チェック開始です。
質問は最初は簡単で余裕でフルセンテンスで答えられました。楽勝!と思っていたのですけど、徐々にレベルアップして答えにくくなっていき…。
答えに詰まる場面が増えてきたなーと思っていたら、チェック終了。数えてなかったけど10問以上は質問があった気がします。
私はLevel1でした。(ですよね)
チェックしたときは3月だったので、ネイティブキャンプを始めて2カ月強というところ。妥当なレベルです。
レベルチェック後のデモンストレーション
初回のレベルチェックが終わって時間が残っていたので、デモンストレーションをしました。
先生がレベル1のテキストから、実際と同じ形式でレッスンをしてみました。
New word として、pen,pencil,book,a…と先生が発するとすぐにリピートしていきます。
What is、What’sと言いながら、人差し指と親指で短くするよ、というジェスチャー。こういうのは省略形を使うのがカランの基本らしい。
New Wordが終わると、先生が手元にあるペンや本を指さしながら、「What’s this?What’s this?It’s a pen.」と言い始めます。
そして一通りのフレーズが終わると、今度は私が答える番。
What’s this?What’s this?
It’s a pen.
What’s this?What’s this?
It’s a book.
なるほど。ネイティブキャンプのカラン紹介動画の通りだ。
こんな風にレッスンが進むんだなーというのを知って、初回のレッスンはおしまいです。
カランメソッドを受けてみた感想
カランメソッドのレベルチェックが終わり、いよいよ本格的なレッスンが始まりました。
レベル1のテキストを使いながらのレッスンです。
予約した時間になって先生と顔を合わせ、少し自己紹介した後すぐにカランのレッスンに入ります。
無駄話は一切なし。 ルールとして、こちらも質問はNG。
ひたすらひたすら、先生が見せるテキストを見ながら、先生の言うことを速攻リピートしていきます。
レベル1なので、文章だけを見てみればすごくすごく簡単。中学1年生の初めての英語で習ったような内容です。
でも!いざ、耳で聞いて、口に発する、というのは意外に難儀。
先生はネイティブスピードというか、ものすごくスピーディーなので、ついていこうとすると焦ってアワアワとなってしまうのです。
発音を間違えればすぐに指摘されるし、復習も何回も行われます。
レッスンを受けながら、ブログ用のレッスン写真を撮っておこうと思っていたのに、その隙がないほどの集中です。
(おかげで、ここに貼る画像がないんですよ)
全部で5回のカランレッスンを受けて、Stage 1のlesson8まで進みました。
最初のうちは、What’s this?程度なので、まあそんなに難しくないです。
でもLessonが進んでいくとだんだんと1つの文章に含まれる単語も増えてきて、先生の言うことを聞き取れなくなったり、言葉が出なくなったりします。
とにかくスピードがあるので、えっと今のは●●だから…と日本語に直している暇などNothing。
まさしく、超高速で英語脳を作るためのメソッドなのだと実感しました。
25分のレッスンを終えると、口も脳みそもすごく疲れていて、しばらく何もできません。大げさでなく(笑)
カランメソッドに感じた効果
実際にカランメソッドのレッスンを受講してみて感じた効果を3つ挙げてみます。
- 同じフレーズの繰り返し練習によって英語の定着率がUP
- 耳で聞いて口に出すことでリスニング力が増す
- 頭の中で日本語変換することなく発話できるようになる
カランメソッドは正直言って、すごく疲れます。
先生は優しいけれど、実際に行っていることは結構スパルタなのでつらいと感じることもあります。
でも、これを乗り越えるとかなりのスピードで英語の力がつくということは実感できました。
レッスンを終えるとその単元で使ったフレーズは、抵抗なく口から出てくるようになってました。もちろん最終的に定着させるには復習が大事だけど、一度さんざんしゃべってるので復習の効率も良いんじゃないかと。
カランのレッスンを受けたおかげで、通常の文法のレッスンのエクササイズでもフルセンテンスで答えられるようになってきました。
向き不向きはあると思うけれど、まずは話す力をとことん身に着けたい人には効果的です。
ネイティブキャンプでカランメソッドを受ける場合の費用
ネイティブキャンプでカランメソッドを受ける場合の費用を計算してみました。
カランメソッド対応の先生で、予約コインは100コイン、200円相当です。
テキストは自分で購入するので、その費用も必要。
仮に1日1レッスン、31日間カランメソッドだけ受けた場合の費用はこうなります。
ネイティブキャンプ月額料金5,950円
200円×31回予約=6,200円
⇒12,150円 (1レッスンあたり391円)
(別途テキスト代 1冊1,700円)
カランメソッド正式認定校 オンライン英会話の費用例(税込み価格)
カランメソッドの正式認定校となっている、他のオンライン英会話の費用を見てみましょう。
ジオスオンライン、イングリッシュベルは20回コースからの比較となり、単純に比べられないですが目安として比べます。
- QQEnglish プレミアムプラン 10,260円(1レッスンあたり330円)
- ジオスオンライン ステップアップコース 14,040円(20回) (1レッスンあたり702円)
- イングリッシュベル 月20回プラン 9,525円(1レッスンあたり476円)
カランメソッドでは、しっかりしたトレーナーのもとで学んだ講師のレッスンを受けることが大切だそう。どこのオンライン英会話でもそれなりに費用が掛かります。
カランメソッドはとっても脳みそを使うし、レッスン中はハードなので、毎日カランメソッドだけ受けると挫折してしまいそう(^^;)
私ならば、ほかのフリートークやらディスカッションのレッスンも受けながら、カランレッスンも取り入れて楽しんで継続したいです。
ネイティブキャンプは1日のレッスン数の制限ありません。
1週間のうちの2,3回カランレッスンで、そのほかは通常のレッスンも受けるというスタイルも可能なのが助かります。
そうしたら費用もだいぶ抑えられますよね。
最後に
ネイティブキャンプでカランメソッドを受講してみた感想を率直にまとめました。
ネイティブキャンプでカランを受けるときは必ず予約をしなくてはならず、通常の料金に対して費用がプラスされます。
ちょっとそれで、二の足を踏んでたんですけど、その予約のコイン代に見合った効果があるのでは!?と期待感が高まりました。
毎日はたいへんでも、週末とか、うまく取り入れてカランを積極的に受けてみるのも良いなーと思っているところです。