私は、中学、高校、短大、と英語を8年間も学んできたというのに、
一向に話せるようになりませんでした。
学生にとって英語は、話すためと言うよりも、
テストにパスするため、と言う意味合いが強かったからかな。
短大卒業後、就職してからは、
英語を話せるようになりたい!と思って始めては挫折、の繰り返しでした。
今回は、そんな状態でとうとう40代を迎えてしまった、
私の英語挫折体験についてまとめます。
私の英語やり直し挫折体験
英語を学びたいという気持ちだけはずっとありました。
熱の最初は就職してすぐ。
同期の女子で英文科卒の子が、
海外からのお客様と英語で談笑をしているのを見て、すごーい、と思ったのがきっかけ。
英語をペラペラ話せる人に対して、漠然とした憧れを持っていたので、
わたしもああなりたい!と思って教材を始めたりしたのです。
結婚して海外旅行に行けば、
「ああ、もっと勉強しておけばよかった」と思って、また英語の教材を探す。
大学時代の友人がイギリスに留学した、という年賀はがきを見ては、
「あ、そうだ、わたしも英語を話せるようになりたいんだった」と、また学ぶ方法を模索する。
主人が海外駐在になれば、
私も話せた方がよいかも…とまた探す。
その繰り返しです(^^;)
常に思っていたのは、
なにか簡単に英語をマスターする方法はないものか…ということ。
テレビで見たり、本を調べたり、懲りずに試していました。
この挫折体験は、英語勉強あるある、かもしれません。
挫折体験1:聞き流し英語教材を買う
最初に手にした英語教材は、
イングリッシュアドベンチャーの
「家出のドリッピー」という英語教材でした。
雑誌で見つけたのですが、
当時人気だったシドニィシェルダンが執筆した、というのが魅力的で。
絵もかわいらしくて、楽しみながら英語を学べるならいいかもー!なんてね。
いくら可愛くても、聴いているだけではだめで。
テキストを見ながらしっかりと学ばなきゃいけないんですよ。
そのうち面倒に。
最後には、月々4500円の会費が負担になって止めました。
次は、「ただ聞き流すだけで、英語を話せる」と、
ゴルファーや、板前さんたちが、英語をペラペラ話している映像が流れるあのCM。
何回もテレビで見たら、すっかりその気になり、
これはいいかもね!と思って主人と二人で購入したのがスピードラーニングでした。
私が買った時はまだカセットテープの時代です。
なんという古さでしょうか。
1ヶ月に1回カセットテープが届くので、家で、車で流し聞きをやってみたのです。
連日聞いていると英語に耳が慣れてくるようで、
なんとなく、聞き取れているような気持ちになるのがすごくて。
わー、なんか、英語わかるようになったみたい!なんて話していたのですが、
それだけではやはり身に付きません。
テープが送られてきた翌月には、英語の文章の書かれたテキストが届きます。
それを見て、しっかりと英文を覚えて学ぶという作業が必要でした…。
そりゃ、そうですよ。
なんとなく聞き取れてる、ような気がするけれども、
内容をしっかりはっきり理解しているわけではないのですから。
だけど、
「聞き流すだけって言ったじゃん…」
と思ってるので、テキストで学ぶのが億劫になってしまうのです。
結局半年ほど受講していたのですが、長くは続きませんでした。
どちらも、しっかりと英語を聞いて、テキストで学ぶ作業を怠らなければ、
英語が身に付いたのかもしれません。
楽して英語を話せるようになりたい人にとっては、
話が違う、というのが率直な感想
でした。
挫折体験2:早回し英会話教材を買う
ただ、フレーズや物語を聞き流すだけでは、なかなか英語がマスターできないらしい…。
そう気づいた後、今度は、買い切りの英会話教材を購入しました。
CDとテキストがセットになっているタイプで、価格は3万円台。
なかなか高い買い物ではありますが、英会話教室に通うよりは安い!と思っていました。
私が買ったものは英語のスピードが、
スローから始まってだんだん早くなり、またスローダウンしていくというもの。
スピードの速いものを聞いて慣れていくと、
ゆっくりのものも聞き取れる、というメカニズムになっているそうです。
なるほど!と。
テキストを見ながら、音声を聞くという勉強をそれなりに一生懸命してみました。
でも…スピードが早くなる部分は、
テープの早回しのような音声なので、耳にちょっと痛くって。
教材は、さまざまな英語のフレーズが、単元ごとに繰り返されています。
聞き流し教材の物語で挫折したのに、
今度は、英語のフレーズでも正直言って面白くない…と感じる。
わがまま極まりない理由で、これも挫折してしまいました。
つまり、英語の勉強をコツコツやる気がなかったんですね(^^;)
挫折体験3:瞬間英作文をやってみる
お金をかけては挫折してきたのだから、あきらめればいいのに、
定期的に英語を学びたい熱が急上昇するのが困ったもので。
ある日、本屋さんで見つけた「瞬間英作文」という青い表紙の本に釘付けになりました。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
日本語を見て、瞬間的に英作文が出来るようになるよう、繰り返し学ぶというものです。
私は日本人なので、英語で頭の中で考えることはできません。
日本語で思い浮かんだものを
「こういうときなんていうんだろう」と、
英語に変換して伝えるという作業が必ず起こっていると思うんです。
そう考えると、瞬間英作文って理にかなってるなぁと思って購入しました。
最初のうちはがんばっていたのですが、
やっぱりだんだんつまらなくなって、ただいま本を放置中です(><)
これ、1冊マスターしたいなという気持ちは、いまだにあるので取っといてあるんだけど、
いつになったらやり始めるやら…と言う感じ。
挫折体験4:スカイプ英会話にチャレンジ
これまでは、ただ、ただ、自分の中で完結して英会話を身に付けようと考えていました。
でも、某英語教材に特典としてスカイプ英会話レッスンがついていたんです。
あー、なるほど、スカイプを利用すれば、
外国人の先生を会話することが出来るんだ!と、その時初めて気づきました。
特典だし、試しにうけてみるか…と軽い気持ちで受けてみたら、意外におもしろくて。
その時のスカイプ英会話は、hanasoでした。
hanasoメソッドというオリジナルの教材があって、
それにそってステップアップできるしくみで、良くできてました。
ただ…英語自体がもともとほとんどしゃべれない状態だったので、
いきなりの英会話は正直言って大変で。
テキストがあれば、なんとかなるけれど、
初めのフリートークや自己紹介がものすごく緊張しました。
相手によって、進め方が違うのにも戸惑ってしまい。
同じ先生ばかり予約を取るようになっていきました。
お気に入りの先生の予約が取れにくくなったのを機に、だんだん遠ざかり、退会。
挫折体験とはいえ、
このスカイプ英会話が私の中では一番長く続いた学習法でした。
この間に友人の旦那さん(英国人)とも、
なんとか会話ができるといううれしい体験もありました。
スカイプ英会話で覚えたそのままフレーズを繋げただけでしたけどね。
いきなり超初心者で始めてしまったから大変だったんでしょう。
英語にもう少し慣れた後に受講すれば、効果が上がったのではないかと思います。
スカイプ英会話は初級者向けというより、
ある程度慣れた、初級者から一歩踏み出した人に向いている学習法なのではないかと。
なぜ、英語の勉強で挫折したのか
私自身の英会話の学習&挫折体験を思い返していて、
なぜ英語の勉強で挫折したのかを考えてみました。
私の場合は、英語を簡単に、一足飛びに、
短期間で身に付けたいという気持ちだったことが原因でした。
挫折した、どの教材を見ても、
「簡単」「短期間」「~するだけ」というのがウリのものばかり。
ちょっとでも、面倒だなと感じるとやる気が失せてしまったわけです。
英語が言語であることを認識していなかったんでしょう。
一夜漬けで勉強が出来て、テストにパスできるように、
簡単にササッと勉強すれば、スルスルしゃべれるようになる、と考えてしまってたんですね。
そんなはずはないのに…。
今なら思えます。
次女の高校受験をきっかけに、また再燃した英語学習熱です。
今回は、熱が冷めることなく続けられています。
今度こそ本気で、と思ったこと。
45歳を過ぎても、まだまだやれる!と思いたかったこと。
挫折体験を踏まえて、
英語学習はコツコツ継続することがすごく大切、と気づいたこと。
ブログを書くことでモチベーションを保ってますし。
今回は、まだ、挫折してません。
英語学習を続けて、字幕なしで映画を見たり、
外国の人と楽しく意思疎通ができるようにがんばろうと思います。