大人になっての英語のやり直し学習の方法として、英語の本をたくさん読む、多読が挙げられます。
多読は長い難しい本をいきなり読むのではなく、普段の日本語の読書レベルから少し落として優しいものから始めるのがコツ。
英語の多読に英語の絵本がおすすめです。ここでは、文章が長めで大人でも読み応えのある英語の絵本を15冊紹介します。
英語絵本紹介記事第2弾です。
大人が楽しい!読み応えのある英語絵本15選
英語学習のやり直しで、絵本を多読するならば、最初は簡単で短いものから始めます。
次は、少し長めでストーリーが面白い、読み応えのある作品を選ぶと良いです。
中学校で習ったような表現や日常会話で進むので、わかりやすくしかもいろんなフレーズに出会えます。
では、読みごたえがある絵本を15冊紹介します。
I’ll Always Love You(Hans Wilhelm)
This is a story about Elfie – the best dog in the whole world.
という書き出しから始まるお話です。
小さなころからずっと一緒だった、大切な犬エルフィー。
一緒に大きくなっていったはずなのに、エルフィーはどんどん年を取ってとうとう動かなくなってしまいます。
この気持ちすごくよくわかる…。英語で読んでも泣けます。
このお話、うちの娘たちが小さいころ、小学校の国語の教科書に「ずーっとずっと大好きだよ」というタイトルで載ってました。とても懐かしくて思わず手に取ってしまいましたよ。
Curious George(H. A. Rey )
黄色い帽子のおじさんにアフリカから連れてこられた、サルのジョージ。
好奇心旺盛なジョージが巻き起こすユーモア、やさしさあふれるストーリーです。
テレビアニメでもおなじみのお話しなので、英語で読んでも内容が良くわかります。
自然な会話がたくさん登場するので、日常英会話を体感するのに適しています。
シリーズ化されているので、全部読むと良い勉強になります。
日本のタイトルは「ひとまねこざる」ですね。好奇心がつよい(curious)から、ひとまね、と訳したんですねきっと。
The Kissing Hand(Barbara Bain)
The Kissing Hand (The Kissing Hand Series)
学校に通うことになったアライグマのチェスター。
でもお母さんと離れたくなくてぐずっています。
そこで、お母さんがThe Kissing Handというとっておきのおまじないを授けてくれるのです。
“A secret?What kind of secret?”
“A very old secret,”said Mrs.Racoon.
“I learned it from my mother,and she learned it from hers.It’s called the Kissing Hand.”
日本では「キスのおまじない」として出版されています。
お母さんRacoonの愛情たっぷりのおまじない、心があたたまるお話しです。
Corduroy
デパートで誰かに買ってもらえる日を心待ちにするCorduroy。ある女の子が、彼に目を留めます。
“Oh,Mummy.”she said.”Look there’s the very bears who I’ve always wanted.”
でもお母さんは、今日はお金をいっぱい使ったし、そのぬいぐるみは新しくないみたいよ、肩のボタンが一個取れてるもの。
Besides,he doesn’t look new.He’s lost the button to one of his shoulder strap.
それを聞いたCorduroyはボタンを探して夜中に歩きまわってボタンを探すのです。最後には警備員に見つかって、棚に戻されてしまうのですが…。
日本語のタイトルは「くまのコールテンくん」。女の子とCorduroyの結末が幸せです。
Katy and the Big Snow(Virginia Lee Burton)
Katy and the Big Snow Lap Board Book
Katy was a beautiful red clower tructor.
She was very big and very strong she could do a lot of things.
赤くて美しいトラクターケイティー。いつもは大きすぎるからなかなか活躍のチャンスがありません。
でも、町中が雪に覆われた日すべてのことがストップしてしまった日…。
KATY!
The city of Geoppolis was covered with a thick blancket of snow.
Slowly and steadily Katy started to plow out the city.
日本では「ケイティー」として発売されている本です。
雪かきを嬉々として行うケイティーの様子「ちゃっちゃっちゃっ」という音で表現されているのですが、原文では、「CHUG CHUG CHUG」。
バージニアリーバートンのおしゃれで美しい絵も魅力。
Sylvester and the Magic Pebble(William Steig)
珍しいかたちの小石を集めるのが趣味のロバのシルベスタ。ある日見つけた小石を拾ったら、それは魔法の小石だったのです。
What a lucky day this is!” thought Sylvester. “From now on I can have anything I want.
なんでも思ったことが叶うんだすごいぞ!と思っていたその時、ライオンに出会ってしまいます。
“I wish 1 were a rock,” he said, and he became a rock.
そう、シルベスタはうっかり岩になってしまって家に帰れなくなってしまうんです。
お母さんもお父さんも、シルベスタを一生懸命探してくれます。どうやって家に帰ればよいのでしょう。
魔法よりももっと大切なものは何?ということに気づかせてくれる絵本です。
The Tiger Who Came to Tea(Judith Kerr)
ある日、お茶の時間にトラがやってきます。
お茶はいかが?と勧めると喜んで食べ始めますが、そこにあるものを次々食べて、飲んでしまうのです。
he drank all the milk, and all the orange juice, and all Daddy’s beer, and all the water in the tap. The he said, “Thank you for my nice tea. I think, I’d better go now.”
パワフルでにくめないトラ。
お父さんは食べるものがない、と怒るのではなく、じゃあ外で食べよう、とおおらかに言います。ほのぼのほっこりします。とても好きな絵本の一つです。
The Little House
Library Lion
Matthew’s Dream
Madeline
Dr.Seussの絵本
Dr.Seuss(ドクタースース)は、アメリカの児童文学作家。
アメリカの子供たちの識字率が低い理由は、単語一辺倒の学校教育がつまらないからだと気づきます。
そこで、こどもたちがストーリーを楽しみながら単語を覚えられるように工夫した本を世に送り出します。
現代版マザーグースとも呼ばれて大人も子供も親しんでいるのだそう。
英語を学びなおす大人の私たちにとっても勉強になる文章の仕掛けがいっぱいです。
THE CAT IN THE HAT
The Cat in the Hat (Beginner Books(R))
Dr.Seussの代表作THE CAT IN THE HAT。最初の1冊はココからがおすすめ。
ある雨の日。退屈していた兄弟のところに突然帽子をかぶったネコがやってきます。
最初は芸を見せてくれて、それにつられているうちにだんだんと家の中はしっちゃかめっちゃかに…。
Then Sally and I .
Saw them run down the hall.We saw those tow Things Bump their kites on th wall!
Bump! Thump! Thump!Bump!
Down the wall in the hall.
文章はとってもリズミカルで声に出して読むととても楽しいです。
アメリカの低学年の授業で教科書代わりに使われることもあるんだとか。
Oh, the Places You’ll Go!
Oh, the Places You’ll Go! (Dr. Seuss)
HORTON HERES A WHO
ぞうのホートンが水浴びをしていると、小さな声が聞こえました。誰もいないようだけど、だれかいる。
So horton stopped splashing.He looked toward the sound.
“that’s funny.”thought horton.”There’s no one around.”
ジャングルの友達に言っても誰も信じてくれないけど、その人たちを助けてあげよう、一人でがんばります。
ぞうのホートンひとだすけ、として日本でも出版されています。
アメリカドラマ、フルハウスで末のMichelがジェシーに読んでもらってるシーンがあったりと。ドクタースースはアメリカの子供たちはみんな読んでる絵本なんだなーと思うのです。
Horton Hatches the Egg
Horton cuida un nido (Horton Hatches the Egg Spanish Edition) (Classic Seuss)
Horton ってぞうだよね、ほ乳類だよね。Hatches the Egg(たまごをふ化させる)ってどういうこと?そんな気持ちで読み始めると…。
たまごをあたためるのに飽きたMayzie, a lazy bird (怠け者の鳥メイジー)に、ホートンは協力を頼まれます。
“ME on your egg? Why, that doesn’t make sense …
Your egg is so small, ma’am, and I’m so immense!”
“I can’t,” said the elephant.
“P-L-E-A-S-E!” begged the bird
ぞうなのに、木の上で卵を温めて。それだけでも結構な苦労なのに、それだけじゃ終わらない、気の毒なホートンの姿がユーモラスでクスっと笑えます。
日本版は、「ぞうのホートンたまごをかえす」です。
まとめ
英語多読に絵本を選んでみては?ということで、今回は、ちょっと長めの絵本で、読みごたえがある作品を紹介しました。
絵本は子供向けなので英文法は難しくないので、すいすい読めます。
絵本をたくさん読んでたくさんの英語に目で触れていくうちに、もっともっと長い作品が読めるようになっていくことでしょう。