to+動詞と動詞ingの違いとは?不定詞と動名詞を取る動詞の話

to 不定詞 動名詞

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to+動詞(不定詞)と動詞ing(動名詞)は
どちらも「~すること」と訳せて、動詞の後ろに付いて目的語となるもの。

でも、この2つ、違いはどこにあるのでしょう?

目的語に不定詞を取るか
動名詞を取るかが決まっている動詞もあってなかなか厄介。

今回は、to動詞(不定詞)と動詞ing(動名詞)の違いや、
後ろに不定詞、動名詞を取る動詞についてまとめました。

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目次

to+動詞と動詞ing(動名詞)のコアの意味・イメージ

to+動詞(不定詞)のtoには、
どこかへ向かうというコアの意味があります。
なので、不定詞には未来を目指す、前向きなイメージで捉えます。

対して動詞ing(動名詞)
行っている一部分を切り取ったイメージ

過去を振り返る、後ろ向きなイメージで捉えます。
繰り返し行ったり、途中で止めたり、という時に使うことが多いです。

この2つ、~すること、と訳せますけれど、
正反対のイメージを持っているんですね。

一緒に使う動詞は、そのイメージに沿って考えるとわかりやすいです。

動詞によって、後ろに不定詞も動名詞も取るものもあれば、
後ろに付くのが不定詞か、動名詞か決まっているものもあります。

to~が後ろに来る動詞

to~が後ろに来る動詞は、これからすること(未来)を表す意味を持ちます。

なので、「未来にすることを前向きにする」
というイメージの動詞は後ろに不定詞を取ることが多いのです。

例えば「want to」~したいという意味です。
未来に~したい!という前向きなイメージですよね。

I want to study English.
(私は英語を勉強したいです)

I want studying English.となることはありません。

他にも例を挙げて行きます。
これから~するということに関する単語が多いです。

    • hope to(~したい)

I hope to meet again.
(また会いたいです)

    • would like to(~したい)

I would like to go to a movie.
(私は映画に行きたい)

    • wish to(~したい)

I wish to go abroad.
(私は外国に行きたい)

    • agree to(~に同意する)

I agree to his plan.
(私は彼のプランに同意する)

    • plan to(~する計画だ、予定だ)

I plan to go to Canada.
(私はカナダに行く予定だ)

    • promise to(~すると約束する)

We promised to go out drinking next week.
(私たちは、来週の見に行く約束をした)

    • deside to(~することに決める)

He decided to learn English.
(彼は英語を学ぶことに決めた)

    • try to(~しようとする)

I’ll try to look for the watch which you lost.
(私はあなたがなくした時計を探してみます。)

    • seek to(~しようと努力する)

I seek to understand mathematics.
(私は数学を理解しようと努力します)

    • manage to(なんとか~する)

We manage to make a decent living.
(私たちはなんとかきちんとした暮らしをします)

    • learn to(~できるようになる)

She learned to accept my statement.
(彼女は私の発言を受け入れられるようになった。)

    • happen to(たまたま~する)

Did you happen to have something good?
(なにかいいことがあったんですか?)

    • appear to(~のようだ)

The lake appear to change shape.
(その湖は形が変わるようだ)

    • pretend to(~のふりをする)

The girl pretended to fall asleep.
(その少女は眠ったふりをした)

  • fail to(~しない)

He fail to act.
(彼は行動を起こさない)

後ろに動名詞が来る動詞

動名詞は、過去のことを言う、どちらかというと後ろ向きのイメージの動詞の後ろに付きます。

~ingですから、

繰り返し繰り返し行われる、ぐるぐる考える、
途中で止める、
逃すこと、避ける、

という意味合いを持っている言葉は後ろに動名詞が付く、と覚えるとわかりやすいです。

    • practice ~ing(練習する)

She practiced playing the piano as much as she could.
(彼女は出来るだけたくさんピアノの練習をした)

    • enjoy ~ing(楽しむ)

They enjoyed swimming in the sea.
(彼らは海で泳ぎを楽しんだ)

    • mind ~ing(気にする)

He minds taking directions.
(彼は指示を受けることを気にする)

    • imagine ~ing(想像する)

She imagined standing on the balcony of the castle.
(彼女はお城のバルコニーに立っていることを想像した)

    • look forword to ~ing(~するのを楽しみに待つ)

My daughter looks forward to greeting Mickey Mouse in DisneyLand.
(私の娘はディズニーランドでミッキーマウスに会うのを楽しみに待っている)

    • give up ~ing(あきらめる)

My father gave up driving at 80 years old.
(私の父は、80歳で運転するのをあきらめた。

    • finish ~ing(終える)

I finished reading a book.
(私は本を読み終えた)

    • avoid ~ing(避ける)

I avoided clashing with a car.
(私は車に衝突するのを避けた)

to動詞と動詞ingで意味が変わる動詞の例

目的語として不定詞を取った時と、動名詞を取った時で
意味が変わる動詞もあるので、要注意です。

    • forget to~(~するのを忘れる)

His father forgot to attend the meeting.
(彼の父はその会議に出席するのを忘れた)

    • forget ~ing(~したのを忘れる)

His father forgot attending the meeting.
(彼の父は、会議に出席したことを忘れました。)

    • remember to~(忘れずに~する)

I remember to meet her.
(私は彼女に忘れずに会う)

    • remember ~ing(~したのを覚えている)

I remember meeting her.
(私は彼女に会ったのを覚えている)

    • stop to~(立ち止まって~してみる)

We stoped to enjoy the beauty of nature.
(私たちは立ち止まって自然の美しさを楽しんだ)

    • stop ~ing(~するのをやめる)

We stoped enjoying the beauty of nature.
(私たちは自然の美しさを楽しむのをやめた)

まとめ

to+動詞、動詞~ingの違いについてまとめました。

動詞の後ろにどっちが付くのか?悩んだときは
to動詞(不定詞)は、未来へ向かう、前向きな動詞に。
動詞~ing(動名詞)は、過去のこと、後ろ向きな動詞に使う、ということでした。

決まり文句の様になっているものは暗記してしまうのが一番早いかな。

余談ですが、高校1年生の二学期の英語表現の単元の中で、不定詞と動名詞があるんです。
次女が、stop to と、stop ~ingの覚え方で面白いことを言ってました。

「パパお酒飲みすぎるときあるじゃん。

 Dad stops drinking.
 だったら、大歓迎だよね。

 でも、Dad stops to drink.
 だったら、

 立ち止まるんじゃないわよ!!ってことだから、
 パパの背中を押してその場を立ち去ればよいのよ。

 おぼえられた(笑)」

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