英語の冠詞、aとthe。
これ、ホントにわかりにくいです。
中学英語のテキストで問題を解いていても、
スタディサプリENGLISHでスピーキングしていても。
「あれ?a、ついたっけ?」
「あーーーここはtheだったか…」
というふうに、こんがらがってしまうことがあります。
aとtheの使い分けについて、中学英語をひとつひとつ~の本と、マンガでおさらい中学英語、
そして、スタディサプリでの勉強の中で、
こういう法則があるんだ!とわかったことを、まとめておきます。
すごく基礎的なところです。
冠詞aとtheとは?
a、theは英語の品詞の中で「冠詞」に属します。
名詞の前に付き、その名詞の数や性質をあらわすもの。
だけど、冠詞、ってそもそも、日本の文法を学んだ時に出てきた記憶がないです。
それもそのはずで、冠詞という品詞そのものがヨーロッパ諸国の言語の品詞、なのだそうです。
日本人にとっては、まったくなじみがない種類の言葉ってことですね。
だから、やたらと間違えるわけです。
中学生の時もaとかtheとか出てきたけど、詳しく教えないらしいですよ。
さらーっと1つの、とか、その、とか覚えたような…。
次女も中学1年生の時の英語の実力テストで、
I play a soccer.と書いて、aが余分で満点を逃したことがあります。
aがなければ満点だったのにぃ。
いいじゃん、おまけしてくれたって、たかがaなんだから!と。
ついつい思っちゃったのを思い出します。
本人によれば、aがつくと思ったんだもん…。
よくわかんないけど、こういう時はつかないんだって。
と、結局あいまいなままになってる様子でした。
aとtheの使い分け どんな時に使うのか
aとtheの使い分けは、わかりにくい問題です…。
まず、大前提として、aもtheも「名詞」の前に付くということ。
大半の名詞には、aかtheがつきます。
その上で、かならずtheが付くもの、aもtheも付けないものがあるのです。
aがつくのはどんな時
aは、数えられる名詞で、たくさんある中の1つを指すときに使う冠詞。
会話の中で、その名詞が初めて出てきて、しかも1つ、という時に使います。
theがつくのはどんな時
会話の中で、さっき出てきた数えられる名詞にtheが付きます。
さっき言ったその●●っていうイメージ。
会話に初めて出てきた名詞でも、1つしかなくて
その場にいる全員が、せーの「それ!」って指をさせるもの。
認識されているものにもtheが付きます。
Please open the door.なら、ドアは1個しかないから、すぐわかる。
Get up the stairs.なら、上るべき階段は1つしかない、すぐわかる。
という具合。
必ずtheをつける名詞
この世に1つしかないものには、必ずtheが付きます。
the Sun、the moon、the west、the guiter
楽器の場合は、ギターと言ったらこれよね、ってすぐイメージできるものだから、the、が付くのだそうです。
そして、複数のグループのまとまり
例えば、the United States、the Rolling Stonesなどなど。
名詞でもaもtheも付かない時
aは、数えられる名詞に付くので、数えられない名詞の場合は、aをつけない。
例えば、水のwaterは1個2個と数えられないので、a waterとはならないのです。
waterは物質名詞に属します。
定まった形のない名詞、という分類。
数えられない名詞は以下の3種類です。
物質名詞 rain、bread、meat、sugar、など。
物質の中で定まった形がないもの(気体・液体・固体)。
確かに水は、何かの入れ物に入れなければ数えません。
お天気も数えられません。うんうん。理解できます。
え、パンは1個2個って数えるじゃん…。って私思っちゃったんですが。
パンは、小麦粉をこねて形を作って作るもの。変幻自在。
だから、数えられませんよ、ということのようです。
このへんは、日本人には無い感覚ですよね。
固有名詞 Mt.Fuji、Brown(ブラウンさん)、Shizuoka、January
人の名前や地名、月の名前など。
必ず大文字で始まるものなので、これは、わかりやすいです。
抽象名詞 beauty、money、news、science、soccerなど。
見たり触ったりできない、”ものではない”名詞。
次女が間違えたのはココでした。
soccerは、抽象名詞だから、aはつかないんですね。
疑問:三味線にtheが付かない表現の理由…。
スタディサプリEnglish英会話コースの会話の中で、
Maiko play Shamisen. というのがありました。
Shamisenは楽器なのに、なんでtheが付かないんだろうと疑問に思ったんです。
それで、この文章をよくよく見ると、Maikoの後のplayに三単現のsが付いていない。
Maikoは単数ではなく、舞妓さんという仕事を日常的にする行為を表す言葉だということで複数扱いなんだそうです。
それで、後ろに付いているShamisenにもtheが付かないのかな?と。
なんとなく、理解してみました。
これが、私は三味線を弾きます。という文章ならば、
I play the Shamisen.となる。
私たちは三味線を弾きます。の場合も、
We play the shamisen.
うーん。
複数の主語であっても、一般ピープルが三味線を弾くときは、楽器の「the」がつくみたい。
インターネット上の翻訳サイト(ウェブリオ翻訳など)で入力してみても、
主語が舞妓さん、芸者さんの場合は、三味線の前にはtheがついてませんでした。
職業としての主語の場合は、theを付けないということかしら。
このあたりは、そういうものかぁという感覚でよいようで。
あまり、theが付くaがつくということに日常会話的に、悩み過ぎなくても良いという意見も見かけました。
そっかそっか、舞妓さんのときはthe Shamisenとは言わないのね、という風に覚えておこう。
最後に:aとtheの参考本
aとtheについて、自分なりに学んだことをまとめたのですけど、
やっぱりスタディサプリENGLISHで英文をしゃべるときにわかんなくなります。
感覚的なもの?慣れ?使いこなすのは難しいのかしら。
そう思いつつamazonで参考になりそうな本を探していたら、
「ネイティブはこう使う! マンガでわかる冠詞」という本を見つけました。
マンガでわかる、ってのは、魅かれます^^
アマゾンで中身をちょっと見れたのですが、
イラストが使われていてわかりやすそうだなと。
読んでいて眠たくなっちゃう本ではなさそう。
これは、もしや、私の悩みを少し和らげてくれる本なのではないか?
そんな期待を込めて、購入してみました。
⇒ネイティブはこう使う!マンガでわかる冠詞 [ ディビッド・セイン ]
感想はまた別の記事にて。