スタディサプリENGLISHのLV2のスキットの中で、
「it made the parties very exciting!」というものが登場しました。
このスキットを聞いたとき、
なぜ、excitingなんだろう?
excited、じゃないのかなぁ?
と、疑問に思ったんです。
こういうところって曖昧に覚えているもので、とっさにわからないものですよね。
解説の中で説明してくれていたので、理解できました
excitingとexcitedの違い。まとめておきます。
excitingとexcitedはどう違うの?
」
今回の例文It made the parties exciting.は、
SVOC型の文型で、目的語(O)がthe parties、補語(C)がexcitingです。
excitingは興奮させる、わくわくする、面白いという意味の形容詞。
形容詞は、名詞を修飾する品詞です。
わくわくさせてくれる「もの」を修飾するときに使います。
この例文の場合は、目的語Oがthe partiesで、
ワクワクさせてくれる「もの」ということ。
だから、ここでは、excitedではなくて、excitingとなるのです。
対して、excitedはexciteという動詞の形容詞的使い方で、
「人の状態」ががワクワクした!という時に使います。
そもそもexciteは興奮させる、わくわくさせる、という意味を持っている他動詞。
だから、excitedと過去分詞にすると、興奮させる+される⇒興奮する、という意味で使われるということです。
ものの状態がワクワクした!と形容したら、擬人化みたいになってしまうからだな。。と私は理解しました。
- excitingはワクワクさせてくれる「もの」を扱う時
- excitedは、「人」がワクワクする時
文を見て、何を補っているのか?に注目。
物(動物etc)ならexciting、人ならexcitedということです。
exciting、excitedの使い方 例文書き換え
今回の例文、
It made the parties exciting.は、
「パーティーはワクワクしたよ」という意味。
これをThe partiesを主語にすると、
The parties made me excited.となります。
この場合は、目的語が「me」で人なのでexcited.を使います。
<例文>
It made the movie exciting.
=The movie made me excited.
どちらも、その映画は私をワクワクさせた。
その映画はワクワクしたよ。という意味です。
私はワクワクしています、と言う時は?
「私はワクワクしています」と言う時は、
I am excited.です。
人「私」の状態を表すので、excitedを使います。
ワクワクしています、という日本語訳に惑わされて、
I am exciting.と言いたくなりますよね。
excitingは、「ワクワクさせるもの」という意味なので、
I am exciting.だと、「私はワクワクさせる人です」となってしまいます。
実際、ウェブリオ翻訳で翻訳してみたら
「私は刺激的です。」とか「私は興奮させています。」と表示されました。
かなりビミョーな発言になってしまうのですね。
お笑い芸人??
自分の気持ちを表すときは必ず「excited」を使うこと!
excitedは人、excitingは人以外。
相手に誤解されてしまうので、絶対覚えておかなくては!
surprising surprisedの区別も同じく…
同じ考え方で、
surprisingとsurprisedも区別できます。
surprisingは、驚くべき、意外な、という意味の形容詞。
a surprising experience ならば、「驚くべき経験」という意味。
It made the loud sound surprising.
「私はその大きな音に驚いています。」と言いたいときは、
I am surprised at the loud sound.
The loud sound make me surprised.
surpriseは、驚かす、びっくりさせるという意味の他動詞なので、
「私は驚いています」と言いたいときは、
I am surprised (at that).
I am surprising.と言ってしまうと、
「私は驚かせる人です」という意味に。
こちらも、相手がドン引きする発言なので、要注意です。
中学の時、be surprised atと、単純に覚えたけれど、
~させるという意味を持つ他動詞だったから、受け身を取ったんですね。
今さら納得しました。
excitingのアクセント 比較級・最上級は?
excitingという形容詞も同じように考えられます。
excitingのアクセントは、
エキサイティングと、真ん中にアクセント。
長い単語なので、比較級最上級にするときは、er、estを付けずに、
more exciting、most exciting、とします。
その映画は、他の映画よりも面白かった。
That movie was more exciting than any other movie.
私が思っていたよりもその映画はワクワクした。
That movie was more exciting than I thought it would be.
今一番ワクワクする映画は何ですか?
What is the most exciting movie now?
最後に:be tired ~の疑問も解決
今回のexcitedとexcitingの違いを理解して、いろいろスッキリしました。
私は疲れています、と言いたい時は、
I am tired.ですよね。
なんで、I tire.じゃないのよ!と、中学時代に疑問に思ったんですけど、
これもtireは、「くたびれさせる・疲れさせる」という意味を持っている他動詞。
だから、逆に、私は疲れている、と言いたいときは、
受け身にするということなのです。
凄く納得。
私は感動している、は、「I am moved.」
私はがっかりしている、は、「I am disappointed.」
moveは「動かす」、disappointは「がっかりさせる」という意味を持ってるから、be ~edなわけです。
気持ちを表す表現は、こんなふうに受け身の形を取ることにも気づきました。
マイナス×マイナスはプラス、みたいな感じです。
英語って、日本語とは感覚が違うんですね。